店主のひとり言

  • HOME
  • まるもち家ブログ

 
 
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶び申し上げます。

旧年中は格別のご愛顧を賜わり厚く御礼申し上げます。

去る一年を思い返せば、世間では様々な事が起っておりました。

皆様方におきましてはどのような一年となりましたでしょうか?

私共は昨年、伏見稲荷の地で姉妹店【稲荷門前茶屋】を無事開業させて頂く事が出来た格別に思い出深い一年となりました。

こちらの店舗では、茶屋ならではのゆっくりとおくつろぎ頂けるメニューをご提供し始めたところ、早速ぎょうさんなお客様が足をお運び頂けるようになりました。

私は毎年の瀬に、従業員らと酒を交わしながら翌年の目標を発表しておりまして、それがまた楽しみの一つでもございます。

大手企業のように売り上げ目標や利益目標などは言うておりませんが、私が一年間悶々と考えていたやりたいと思う事を数点発表し、従業員の前で約束するのです。

昨年の新規出店もその約束事の一つでございました。
他の年では『新しいブランドを作る』やらから始まり『海外進出する』等、大層な目標まで様々。

今までこの目標の発表をやりますと、大概の事が叶って参りました。

私を含め社員が皆、そちらの方向に意識を向けるからでしょうか?少々難題のようなものであっても上手い事導かれるかのように、形が成されて行くのです。

もちろん、全てが順調に行くものではありません。
三歩進んだかに見えては二歩下がり、なにかと頭を打っては悩む事もございますが、
『良かれと思えばやってみて、アカンかったらやめなはれ。』
の精神でやっております。

いろいろな反省点など我々にとっては、失敗もまた一つの勉強。
掲げた目標を一旦達成してみる事のほうが先なのです。

かのようにして本年度もまた、いささか難しい目標を約束してみました。
叶うか否かは我々の走り方次第。

さて本日より新年のスタートラインに立ちまして、従業員一同新たな気持ちで取り組んで参りたく存じます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

皆様には穏やかな一年となりますようお祈り申し上げ、新年の挨拶にかえさせて頂きます。
店主のひとり言 | 07:34 AM | comments (x) | trackback (x)
寒さ極まる日も和らいでまいりました。

さて、伏見稲荷本店ではまもなく改装工事が終了し、晴れて19日(土)より営業を再開する事となってまいります。

一新した姿で皆様をお出迎えできる事に大変感極まる思いでございます。

もちろん商いとしましては、沢山の方にご来店頂く事は、代え難く有難い事。

ただし最初から何万人もの方々に、という考えは持っておりません。

我々は改めて【千客万来】の想いで、この新しい出発点に立っております。

まずは千人のお客様に気に入って頂ければと思い、これに全ての精力を注でいく次第でございます。

『常に味は確かであるか?』
『接客に行き届いてないところはないだろうか?』
『商品に季節を感じて頂けているだろうか?』
『伏見稲荷大社参道の名に恥じてはないだろうか?』

当たり前のようではありますが、このような大切な事を守りながら、お一人お一人をお迎えしたく存じます。

やがて、その千人のお客様が一万回、2万回と足をお運び下さったり、またはご友人ご家族をお連れ頂けたりする店となる事が、私どもの目指す【千客万来】となるのです。

まもなく新しい旅の始まりでございます。

どうか皆様方暖かい目で見守って頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

店主のひとり言 | 09:09 AM | comments (x) | trackback (x)
新年明けましておめでとうございます。

旧年中、当店をご愛顧下さいましたお客様、並びにご協力賜りましたお取引先様には何よりも厚く御礼申し上げます。

新年の挨拶を書く為に、書斎で目を閉じて昨年の事を頭に想い浮かべておりますと、

『もう早一年経ったのか!』

と時の流れの速さに毎年驚きを感じるものでございます。

また去る一年も一期一会の繋がりや出来事に日々一喜一憂してまいりました。
お褒めの言葉を頂く事もあれば、時にはお叱り受ける事もごさいました。
良い商品が出来た喜びもあれば、大きな過ちに塞ぐこともしばしば。

良かれ悪かれその一つ一つの出来事、歩みが、暖簾に同じ数の深みを刻んでゆくのではないでしょうか。
まだまだ駆け出しの我々にとっては、そのどれもが大切な年輪の一つ。

しかるに私は毎度、年の始めにこのように深く心に刻むのでございます。

『本年も、歩み止む事なかれ』

亀の歩みであっても良いではないか。
その足を、日々前に動かし続けてゆかねばならぬ。
ジタバタとあがき転んで傷を負い、泣き笑いした一日のほうが、何もせずに無傷で終える一日よりも尊いのです。

前に進もうとする意義や結果は、振り返れば後からついてくるのでございます。
それはまさしく足跡のようなもの。

さて本年も盛り沢山、新しい事も行いながら様々な場所で皆様をお出迎えしたく存じ上げます。

歩みを止めぬ限り、必ず皆様ともどこかでお会いする事でございましょう。

わたくしをはじめ従業員一同、その日を心より楽しみにお待ち申し上げております。

2016年が皆様にご多幸降り注ぐ、良き一年とあらん事お祈りし、新年の挨拶にかえさせて頂きます。

まるもち家伏見稲荷本店 店主
店主のひとり言 | 12:01 AM | comments (x) | trackback (x)
さて皆様、チョコまるもちはいかがでございますか。


こちらの中身はまるもち粒あん。


こちらは、まるもちみたらし。

実は、こちら娘がバレンタインデーに掛けましておふざけで作ったものでございます。

『おや?新商品か!』と思われた方、失礼いたしました。
店頭で販売しているものではございません。

しかしながら、あまりに可愛らしくできておりましたもので、皆様にご紹介しようかと思いました。

食べ方というのは、一つだけの決まりきったものではつまらないものになってまいります。
それは、個性も同じく人それぞれにあって良い。

そう考えますと、皆様もどのようにまるもちを召し上がられているのでしょうか?
気になってまいります。

今後は、様々な食べ方もご紹介していきましょうか。
店主のひとり言 | 01:54 PM | comments (x) | trackback (x)
私の知る限りではありますが、世界で最も紅葉の美しい時期となりました。
伏見稲荷大社に観光に訪れる方も一段と増えてまいりました。

皆様ご機嫌いかがでしょうか。

大変お恥ずかしい事ですが、私は客商売をしていながら相当な人見知りの人間でございます。
馴れ親しんだお客様なら自然体でお話しできるのですが、一見のお客様には未だ少々緊張しているのです。

年齢的にも出会いというものは少なからずあるのですが、本当に親しくさせて頂くまでには時間がかかりますので、良き出会いと言えるまでの人は一握り程度なのです。

そんな中、ふとあるところで良き出会いを致しました。

私より約二回り年上の長崎の会社を経営されている方でした。
その方はとても気さくに接して頂きいろいろなお話を聞かせて頂きました。
若い頃から大変な苦労をされ、何十年もかけ地元で磐石な基盤と信頼を築かれております。

地元への貢献や人材の育成を、ご自分の事業でなされている方でございました。
一個人の利益の前に社会の利益を願い行ってきた事が大樹へと育ち、果実となってご自分の元へと還ってこられているような方でした。

すぐそばにある目先の得をとらない生き方は、けっして世渡りが器用とは言えぬものです。
しかし言い方を変えれば、愚直に信念を曲げずやってこらたという事でございます。

流行り廃りは時と共に移り変わりますが、正しさというものは永劫に不変のものなのです。
一時の損得に振り回されずに信念を貫く生き様をお聞きして、私は心の震えを感じました。

大きい小さいは別として、長く続く企業とはそういうものなのでょう。
創業者のそういった信念が、その企業の血肉となり、次の世代にまで引き継がれるのではないでしょうか。

器用で無くとも良い。

不器用でも正しさを貫けるようありたい。
一期一会の出会いを通じて、改めて胸に刻ませて頂きました。

このような出会いを大切にし、いつの日か私自身も、お預かりした一期一会の恩恵を次の世代へと渡せるようになれれば、と思いました。
店主のひとり言 | 01:29 PM | comments (x) | trackback (x)
日々寒さが増してまいりました。

皆様ご機嫌いかがでしょうか。

さて、伏見稲荷大社では年々外国人観光客が増加してきております。

それにつきましてはご存知の方も多いかと思いますが、本年、伏見稲荷大社は海外サイト【トリップアドバイザー】で【外国人に人気の日本観光スポット】特集をした際に、第一位として表彰されました。

沢山の方に伏見稲荷大社千本鳥居の世界観をお楽しみいただきたい私どもとしても大変嬉しい事でございます。

このトリップアドバイザーというサイトは日本でもよくある口コミ評価によるものでございます。

訪れた方が、ご自分の経験された感動を伝え、またそれを見聞きされた方が訪れる、という口コミです。
一つのものから始まる壮大な伝達の連鎖が海を渡ってしまう事に、IT社会が発達したとはいえ、何かしらの運命的なご縁を感じる次第でございます。

わざわざ遥々と海外からお越し頂いた方にもできる限りのきちんとしたおもてなしをできれば、という想いで英語と中国語を勉強しております。

まだまだカタコトではありますが、接客時にちょっとした言葉をかけますと嬉しそうなお顔を見ることができます。

商売人の性でしょうか、そんなお顔を見るのがなんとも嬉しくなるのです。

何カ国語もペラペラになれるには程々遠い世界ではありますが、我々のちょっとした努力で世界中の人達と繋がり会えればなあ、と思う今日この頃でございます。
店主のひとり言 | 11:58 PM | comments (x) | trackback (x)
ご機嫌いかがでしょうか。

さて、前回ご紹介しました台湾での出来事の続きでございます。

いよいよ、まるもち家が、念願であった国外で営業する初日を迎えました。

台湾では旧正月の超大型連休でございますので、家族連れのお客様で会場は熱気を帯びております。
もちろん、私どもの売り場の前を通られる方々も仰山いらっしゃいました。ほとんどの方が足を止めて、まるもちを製造している風景を、珍しそうにご覧になっていかれます。

ただ困った事に、我々の商品を買って行かれる方がなかなかおられないのです。
開店から2時間経ち、3時間経ちすると、更に入館者も増えて他の店舗も忙しくなってくるのですが、うちだけは取り残されたようにひっそりとしておりました。

そうなりますと、流石に呑気な私もいよいよ混乱してまいりました。
なにせ伏見稲荷本店では、一日の内8割ほどが台湾からのお客様、という時もある程、商品を買って頂いておりましたので。

果たして、他のお店と何が違うだろうか?金額設定が間違えているのだろうか?売り場のレイアウトが悪いのだろうか?と様々な要因を考えました。
結局その日は終日、売り場の配置をを変えてみたり、プライスカードを書き換えてみたり、ちょこちょことしまして終わりました。

初日売上は、日本で行う催事の10分の1程度で終了でございました。

その後も何をどのように改善すべきか、明確な案もないままに数日間悶々としながら過ごしておりました。

そうしましたら、ある日一組の年配お客様がご来店されました。
その方は、初日にまるもち10個を買われたようで、大変気に入ってくれたとの事でした。
当店の売り子兼通訳の現地スタッフに、その方が我々におかけ頂いた言葉を聞きましたら、
「こんな商品は台湾では見たことも食べたこともない。認知度がないから誰も買うのを躊躇うけど、知ってもらえばみんなが好きな味だ。時間がかかっても知ってもらうまで頑張りなさい。」
とこう言われたそうです。

なるほど!

私は、商売の原点を見落としていた事に足元をすくわれた想いがいたしました。
もともと日本でも商品を知ってもらう為にコツコツとやってきたわけですので、これは国外でも当然同じようにそこから始めなければなりません。

日本での実績や知名度は海外では通用しないものにも関わらず、物事を3段飛ばしくらいに楽チンに考えていた事に恥ずかしくなってしまいました。

「よっしゃ!コツコツとやりましょ。」

新しい第一歩は、やはり一番下からいかねばならないものでございます。
有難い事に、それからまたさらに数日後には、商品を気に入ってくれたお客様の再来店が少しずつ増えてまいりました。

長い道程の始まりだなあ、と思いました。

結局、最終的には台湾での成績は赤字で終了いたしました。日本の売上にはまだまだ届いておりません。

しかしながら、再来店頂いたお客様のお褒めの言葉はどこの国に行こうが嬉しいものでございます。
将来の手応えなるものは感じる事ができたのが収穫であったかと思っております。

なにより「これぞ商い!」、というものではないでしょうか。
いつの日か、あの時初心に戻る良き経験ができたのが幸いでした、と言える時がやってくる事でしょう。

『商い』は『飽きない』。
いつになっても精進の日々でございます。     結
店主のひとり言 | 12:07 AM | comments (x) | trackback (x)
皆さま、ごきげんいかがでございますか。

さて本年は、私どもが兼ねてから夢に見ておりました海外展開を開始いたしましたので、その時の出来事を数回に分けてブログでご紹介していこうかと思います。

我々は、【まるもち】を京都伏見稲荷のお菓子として全国の方々に知って頂きたく、国内の百貨店様で催事をやらせて頂くようになりました。その想いと同じく、世界の方々にも広めたい!このようないささか大きな願いを持っておりました。

それがいろんなご縁がありまして最初の一歩を踏み出せる事になりました。まずは現地の百貨店と取り引きのある貿易会社の方と出会う事になったのがキッカケでごさいます。

大変親切に日本から商品の輸出の仕方や催事のスケジュール組みについても手取り足取り助けて下さいました。

台湾の最初の営業は、南方の高雄にございます漢神百貨店様(旧阪神)で行われた日本物産展にてお世話になりました。

もちろん我々は右も左もわからないままに、どのような値段をつけたものか?とそのようなところから手探りでございました。

材料や機材などは日本から送りますが、包装資材や備品については現地での調達でごさいます。
私は数日前に台湾に入りまして、言葉もわからぬままに、いろいろな資材業者を回って準備を行うのですが、これもまた日本とは勝手が違って大変です。

果たしてキチンと開店できるものか?とハラハラしながらも新しい局面に久しく眠れぬ夜を過ごしながら営業初日を迎える事になりました。

さあ当日でございます。現地では旧正月と言いまして、日本で言う元旦のような国民的休日の時期でしたので、それはそれは沢山ご来店されておりました。

以前テレビで見た事のある中華風獅子舞が大きな太鼓の音と共に店内を歩き、我々出店者からそれぞれ祝儀袋を受け取ってまわります。

こういう活気は、やはりあの場所に立って初めて経験できるものでございます。

さあ、まるもち家の売り場のほうはどうかといいますと…

これはまた次回にてのご報告といたしましょうか。
店主のひとり言 | 07:35 AM | comments (x) | trackback (x)
皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

さてこの度は、ホームページをリニューアルしましてから、新しく【店主のブログ】なる機能を付け足してみたのですが。。。

なにぶん慣れぬ事でございますので、夜な夜なパソコンの前に座るものの、さて何を書けば良いのか?と、一向に筆の進まぬままの日々でございました。

ついには、それを見かねた女房からテーマについてのアドバイスをもらいまして、ようやく内容が決められる事となりまりた。

なるほど、このようなテーマであれば筆不精な私もスラスラと文章が浮かんでくるものか、と知らされる始末でございます。

第一回目のテーマは、
【まるもちに込めた願い】についてを綴らせていただこうかと思います。

まんまる可愛らしいお餅のお菓子には、『親しみやすいおいしさ』だけでなく、創業時より受け継がれた願いがございます。

○商売繁盛・学業成就

昔古くより隠語で『まる』とは『金銭』という意味がございました。
『まる』を持っている者、すなわち、『まる持ち=まるもち』とは『お金持ち』という意味で使われていた言葉でございます。

また一方で、『まるを食さんば、過ちを無くせり』と言われるほどに、受験生にとっては答案用紙に、たくさんの○(まる)を頂くとこは何にも替え難い願いでございましょう。

伏見稲荷大社には商売繁盛・学業成就の祈願に来られる方が年間数十万人いらっしゃいます。

そういった方々にとって大変縁起の良いお菓子になるように、願いを込めて作っております。


店主のひとり言 | 07:29 AM | comments (x) | trackback (x)